変形性膝関節症に訪問マッサージは有効?期待できる効果とは

膝が痛いと感じることはありませんか?

「膝の痛み」でお悩みの40歳以上の方は全国で推定800万人いらっしゃり、
その大部分は変形性膝関節症によるものです。

変形性膝関節症の症状は一気には出現せず、
何年にもわたって少しずつ進行していくのが特徴です。

今日は、そんな変形性膝関節症について詳しくお伝えしたいと思います。

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症は、
膝の関節の軟骨の質が低下しすり減り、
歩行時に膝の痛みが出現する病気です。

膝関節は日常生活で多くの負担を受けるため、
軟骨の摩耗が進むと、骨が直接擦れ合い、痛みや炎症が生じます。

主な原因は加齢や肥満、過度な負荷ですが、遺伝的な要因も影響します。

特に、膝にかかる負担が大きい人や過去に膝を負傷したことがある人はリスクが高く、
予防と早期発見が重要です。

症状や特徴

変形性膝関節症は、進行度に応じてさまざまな症状が現れます。
主な症状とそれぞれの特徴を詳しく解説します。

  • 膝の痛み
  • 初期段階では、膝の痛みは主に運動時に感じられます。
    特に階段の上り下りや立ち上がる際に顕著で、動作開始時に鋭い痛みを覚えることが多いです。

    病気が進行するにつれて、痛みは安静時にも現れるようになり、
    夜間の睡眠を妨げる場合もあります。

  • 腫れと熱感
  • 膝関節の炎症によって、膝が腫れたり熱を持つことがあります。
    これにより膝を曲げる動作が制限され、日常生活で不便を感じることが増えます。

    炎症が続くと、慢性的な痛みや腫れが進行する場合もあります。

  • 関節のこわばり
  • 朝起きたときや長時間座った後に膝関節が硬く感じられ、動かしにくくなるのが特徴です。
    この「こわばり」は日常動作の妨げとなり、
    時間とともに関節の柔軟性が失われる原因にもなります。

  • 関節の変形
  • 進行期には、膝関節そのものが変形することがあります。
    これにより、脚がO脚やX脚に変わり、膝にかかる負担が増してさらに痛みが強まります。
    関節の変形は歩行や立ち座りを困難にし、移動の自由を奪う要因となります。

  • 可動域の制限
  • 膝の可動域が徐々に狭まり、曲げ伸ばしが難しくなります。
    これにより、歩行や階段の昇降、日常的な動作に支障をきたすようになります。
    症状が進むと、歩行器や車椅子の使用を余儀なくされるケースもあります。

治療方法

変形性膝関節症の治療には、さまざまな方法があります。
以下に主な治療法を紹介します。

  • 薬物療法
  • 初期段階では痛みや炎症を抑えるため以下の薬物が使用されます。

    鎮痛薬:痛みを軽減し、日常生活を送りやすくします。
    非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):炎症を抑える効果があり、腫れや熱感を軽減します。

    これらは症状を抑えることに重点を置いており、
    定期的な医師の診察や指導の下で使用することが推奨されます。

  • 理学療法
  • リハビリテーションを通じて、膝周辺の筋力を強化し、関節の可動域を維持します。
    ストレッチや軽い運動を取り入れることで、症状の進行を遅らせます。

    主となる運動療法は、
    筋力トレーニング:大腿四頭筋やハムストリングスを鍛えることで、膝関節の安定性を高めます。
    ストレッチ:関節の柔軟性を保ち、動きをスムーズにします。
    水中運動:膝への負担を軽減しながら筋力を鍛える理想的な方法です。

  • 体重管理
  • 体重を1kg減らすことで膝関節への負担を約4kg軽減できると言われており、
    過体重を管理することはこの病気に対する重要な要素となります。

    基本的には、カロリー制限と栄養バランスを考えた食事療法を行いつつ、
    有酸素運動を通じて脂肪を燃焼させることが主となります。

  • サポート用品
  • 膝への負担を軽減し、痛みを和らげるため、
    下記のような補助具の利用も考えられます。

    膝サポーター:膝を安定させ、動作をサポートします。
    インソール:歩行時の衝撃を軽減し、正しい足の位置をサポートします。

    なお、これらの用品は医療機関や専門店で適切なものを選ぶことが重要です。

  • 手術
  • 症状が重篤な場合、手術が検討されます。
    膝関節の部分置換や全置換術が行われることがあります。

    膝関節部分置換術:関節の損傷が部分的な場合に行われます。
    膝関節全置換術:関節全体が損傷した場合、人工関節を装着する手術です。

訪問マッサージに期待できること

変形性膝関節症の患者さんには、リハビリと平行してマッサージをおすすめしております。
筋肉の緊張緩和や血行促進、痛みの緩和、関節の可動域改善など、
さまざまな面でサポートが可能です。

変形性膝関節症は、
日常生活に支障をきたす症状が出る前に進行を止めることが大切です。
痛いからといってあまり膝を動かさないと、
膝周辺の筋肉が衰えてしまいます。

ココリハでは膝関節の保護に特に大きな役割をもつ、
太もも(大腿四頭筋)を中心に施術に入らせていただきます。
少しずつ筋力の維持向上を目指し、
生活の質を向上させるお手伝いをさせて頂いております。

監修 鍼灸あん摩マッサージ指圧師 積田直樹
変形性膝関節症についてまとめましたが、
骨切り術や軟骨移植術のような状態に陥らないに越したことはありません。

生活習慣の見直しや筋力維持に努めることで、
予防や進行スピードを遅らせることは可能です!

まずは一度、ご相談ください。

無料体験会実施中!

ココリハでは無料で訪問マッサージが体験できる無料体験会を実施しています。

無料体験は国家資格を保有するスタッフによる施術を実際に体験できるので、
マッサージが初めてという方も安心安全です。

特に訪問マッサージは医療保険適用になるため、
介護保険を上限まで利用していても問題ないのが嬉しいポイント。

膝の痛みが増してくると歩く事が辛くなっていきますが、
歩かないことで筋力の低下を招き、
寝たきりになってしまう方も少なくありません。

膝の痛みでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談下さい^^